女流作家 小夜子(2)




2.シドニー

 小夜子は、シドニー国際空港に降り立った。
 二ヶ月前に健二と過ごした東京の夜は、忘れるには余りにも強烈であった。健二が
シドニーに発った後、小夜子は健二への想いに取り付かれて、まともに仕事が手
につかない日々が続いた。どうにか依頼の原稿が書き終わるのを待って、オース
トラリア取材の旅に出ることにした。
 ジャンボ機の一等席で、東京の煩わしい様々なしがらみからか開放されると、想い
浮かぶのは健二であった。ブランケットをあごの下まで被り、スクリーンに映る
アメリカ映画を漠然と焦点の外に置いて、胸を抱きしめた。いよいよ健二に会え
る。後数時間でおきる筈の健二との再会が、ビデオのように浮かんでくる。
 再会、抱擁、そして・・・・乳房に乗せた手に思わず力がこもる。
 健二さんっ・・小さな声で呼んでみる。
 指が、いつの間にか、股間に伸びる。
 スカートの上からそっとおサネを押してみる。ツツーッと疼きが走る。
 もうじき会える・・指はいつの間にかファスナーを外して、陰毛を掻き分け、おサネ
をイジっていた。
 (我慢できないわ、ちょっとだけイジっていいでしょう、健二さん)
 小夜子は、目を閉じると、ブランケットを鼻の上まで引き上げ、唇からもれるヨガリ声
を噛み殺した。

 「マッスグニ、ススンデクダサイ」
 片言の日本語を話す、通関係官の訛った日本語を聞き流しながら、バゲージを
コロコロと引きずって出口に向かう。
 海外旅行でいつも味わう不安と期待の入り混じった精神状態に加え、健二と再
会する期待と、そこはかとない気恥ずかしさが、胸の中で渦を巻いている。
 会いたい、逃げ出したい、やはり会いたい・・・
 
 健二は、到着ロビーのDゲートで小夜子を待っていた。
 小夜子から、
 「いよいよシドニーに行けるわ」
と弾むような声で電話が入ったとき、小夜子の肌の感触が、健二の身体に蘇った。
 定年と同時に先立った小夜子の夫は、性に淡白だったという。女の悦びを知らぬ
まま熟年に達し、ようやく覚えたオナニーに孤閨の侘しさを紛らわす夜が続いた。
健二との出会いで、気の遠くなるような悦楽を知った小夜子は、新しい人生の始
まりに目覚めた。
 まるで処女のような小夜子の性器と、熟れて芳香を放つマンゴーにも似た小夜子
の肉体との組み合わせは、健二にとっても、忘れがたいものであった。

 初めは、ポツリポツリと出てきた乗客が、纏まって出てくるようになると直ぐ、小夜子
がきょろきょろと健二の顔を捜しながら出てきた。
 「小松さん」
 「あっ、田中さん、どうもお忙しいのにすみません」
 健二は、乗客通路に足を速めると、小夜子のバゲージのハンドルを取った。
 「逢いたかったわ」
 小夜子はつっと身体を寄せると、耳元にささやく。
 「僕だって、逢いたかった。来てくれて嬉しいよ」
 健二は小夜子の先に立ち、バゲージを引いて駐車場へ通じる自動ドアを通り抜ける。
小夜子は横に連れ添った。
 すでに黄昏の近づいた空港は、駐車場を照らす水銀灯が、チラチラと瞬き始めた。
ユーカリの梢の陰に、オレンジ色の残照が、名残惜しげに佇んでいる。
 (とうとうオーストラリアにまで、来てしまったわ)
 南氷洋から流れだして来たような爽やかな空気の匂い、抜けるような空の深さ。
 健二のほかに誰一人知るもののいない遠い国に降り立って、開放感と共に忍び
込む心細さが、いっそう健二への思慕を募らせる。
 小夜子が助手席に納まると、健二はそっと周りを見回した。人影のないのを確か
めると、小夜子を引き寄せた。
 「んむぅっ」
 唇を吸われた小夜子は、身体をブルッと震わせた。胸元から、ニナリッチの仄かな
香りに混じって、甘い欲情した女の匂いが、健二の鼻の粘膜を刺激する。健二は、
亀頭の裏に、心地よい疼きを感じた。
 「娘さんはお元気?」
 「えっ??・・ああ、娘ねぇ、とても元気よ、元気が良すぎて、持て余しているわ」
 「そう、それは楽しみだ。うちの息子がとても会いたがっている」
 「期待しているわ、よろしくね」


 車は、左右にゴルフ場の広がるサザンクロス街道を走り抜けて、シドニー市の中心
街に入った。ラッシュ時間を過ぎた通りを、ウインド・ショッピングの市民が、
ゆっくりと散策を楽しんでいる。
 車はスムースにメイン・ストリートを走り抜け、やがてハンドルを左に切るとリージェント・
ホテルの車寄せに止まった。
 二十四階の部屋は、左手にシドニー湾を望み、ハーバーブリッジのアーチに沿った
照明の光の列が水面に映えて、生き物のように波間を走る。その直ぐ右手に、オ
ペラハウスの貝殻状の白い屋根が、すでに漆黒の夜空にライトアップされて、浮
き上がって見える。
 「素晴らしいわ」
 小夜子は、窓辺に立つと感嘆の声を上げた。
 「僕は世界のあちこちを見て来たけれど、結局シドニーが一番好い。いつもそれを確か
めるために、旅行をしている様なものだよ」
 健二は、小夜子と並ぶと、肩に腕を回した。小夜子は、健二に顔を向けると、唇を突き
出して目を閉じた。健二の胸に、小夜子のむっちりとした乳房が溢れた。
 「抱いて」
 唇を外すと、小夜子は健二に頬を摺り寄せて、耳元にささやく。
 「今日は疲れているから、休んだら、・・・未だ始まったばかりじゃないか」
 「だめ、このままじゃ眠れないわ。体中が燃えているの。とにかく火を消して・・・」
 「うん、いいのかい、本当のことを言うと、息子が君の娘に恋焦がれているんだ」
 胸の中で甘える小夜子の襟元から、甘い発情したメスのアロマが立ち込める。健二の
息子が、早くもムクムクとズボンの前を突き上げる。健二はドアに近づくと、
(休み中)の札を外のノブに下げた。
 小夜子は、スーツを脱ぐと、シュミーズ姿で、そそくさとベッドに上がった。健二も、手早く
ブリーフ一つになると、小夜子の後を追った。
 健二は、小夜子の小腹の上に手を当て、いたわるようにさすった。健二の指の下で、
柔肌が震える。パンティのゴムを潜った指が、股間に伸びる。ヘアーを掻き分け
る指の感触が、東京の夜をまざまざと思い起こす。おサネに触れる。
 「私、もうビチョビチョでしょう」
 「うん、凄いよ」
 「飛んでる最中も、健二さんが欲しくて欲しくて、堪らなかったのよ」
 「僕も早く入れたい」
 小夜子は、パンティに指をかけると、腰を浮かして下にずらした。健二は手を貸して、輪に
なったパティを足首から抜き取る。シュミーズを胸の上まで、たくし上げる。 
露わになった乳房に指を這わせる。
 健二が小夜子の内股にひざを割り込ませると、小夜子は早くも踵を引いて受け入れ姿勢
をとり、目を閉じる。
 吸い込んだ乳房は、塩気に混じって小夜子の味がする。小夜子は欲情すると、白酒の
発酵したような香りを、その柔肌から発散する。沸き立つ欲望が、乳房を愛撫す
る指先にも、むらむらと伝わってくる。
 健二は、腰を引きながら、脇の下、臍、下腹へと唇を移す。唇が恥毛に触れると、小夜子
は開いていた股を、慌てて閉じた。
 「駄目よ、健二さん、お風呂に入っていないから、今は堪忍して」
 健二は、閉じた股の上から顔を押し当てた。恥毛を覆う口から、静かに暑い息を吹き込む。
息は、恥毛を通り抜け、おサネを熱し、すえたブルーチーズの匂いを伴って、健
二の鼻に戻ってくる。
 男根は怒張し、雁首は疼き、すでに先走り液が、ジュクジュクと漏れ出している。
 健二の熱い息に股間が熟れて、小夜子はともすると、閉じた股の力が抜けそうになる。
(私だって、吸って欲しいわ。でもお風呂に入っていない上に、飛行機の中で弄った後だから、
酷いことになっているのよ。そんなもの吸われて、幻滅されたらもうお終いよ)
 小夜子は、必死で耐えた。健二は、小夜子の決意の固いのが分かると、素直に顔を上げた。
 正常位で受け入れ姿勢をとり直した小夜子の、膝を割ると、おサネに亀頭を押し当てる。
そこは柔らかくて、温かい。
 上気した小夜子の頬に顔を寄せる。しっとりとした熱気が伝わってくる。耳たぶに、首筋に、
唇を這わせる。唇を合わせると、待ちかねたように小夜子の舌が、絡んできた。
 小夜子の喉の奥から、また、あの甘美な女の欲情した、隠微な匂いが漂ってくる。健二は
、腰を浮かすと、粘液にまみれた亀頭を、茂みの下に差し込んだ。亀頭は、濡れ
た花びらを左右に押し分けて、割れ目に滑り込んだ。小夜子の体が、ブルッと反
応する。
いつも感度のいい小夜子だが、今夜はとりわけ身体がピリピリしているようだ。
 健二は、指で肉棒を支えると、亀頭を上下に滑らせた。花びらの奥の粘膜は、トロトロに
濡れて、そこに亀頭から漏れる粘液が混じる。
 亀頭がせりあがって、おサネの裏を突く度に、小夜子の身体はブルッと波を打つ。
 「はあぁっ、ああぁっ」
小夜子は顎を突き出して呻くと、健二の腕を強く引いた。
 「入れて、健二さん、もう入れてぇ〜〜っ、あなたが欲しい、」
 健二は、花びらを押し分け亀頭を下に滑らせると、膣口に合わせる。軽く気を入れると、
雁首が膣口を押し開く。小夜子の腰が、プルッルッと震えた。
くっくっくっ 
 男根に気を込めて、腰を送り込む。亀頭が、膣口に沈んでいく。周りの肉が盛り上がり、
花びらがワラワラと開いて、肉棒が飲み込まれていく。おサネの下に開いた小さ
な穴から、ジクジクと粘液が湧き出している。
プルッ
 雁高の亀頭が、膣の粘膜を押し広げながら・・・・。
 「ああぁっ、小夜子、小夜子、小夜子、凄くいいぃっ」
クイッ〜クイッ〜クイッ〜クイッ〜クイッ〜
 健二は堪らず、続けざまに三段腰で、男根を突きこむ。腰を使うたびに、膣口は、肉棒
に引かれて内へ、外へとむくれ返りながら男根を飲み込んでいく。
 「あなた、あああっぁっ、あなた、健二さん、もう死にそう」
 小夜子は健二の腰に手を回すと、グンッと腰を突き上げた。男根は一気に根元まで
嵌まり込んだ。
 「おおぉ〜小夜子、根元まで入った、根元まで・・・ああ、なんて気持ちいいんだ」
 「あたし、もう駄目、イカして」
小夜子は健二の腰を両腕で引き寄せると、恥骨を健二の恥骨に擦り付け、腰を振る。
 「う〜ん」
 小夜子の下腹が、健二の腹の下で、ヒクヒクと波を打つ。健二は、いきり立った男根に
ヒコヒコと気を入れて、波を打たせた。
 「おおぅっ、おおぅっ」
 小夜子は、喉の奥でヨガリ声を上げて、身をよじる。
 「小夜子、君のおマンコは、なんて素晴らしいんだ」
 男根を締め付ける粘膜に、健二は二度三度、男根を怒張させる。小夜子の足が突っ張った。
 「イクぅッ」
 「小夜子っ」
 怒張と同時に、男根の根元でおサネをクジる。小夜子は、全身を震わせて絶頂に達した。

 健二は、深呼吸をして気を静めた。
 いっそイってしまいたい。しかし、これからの小夜子との道行きを考えると、嵌めるたび
に射精をしていたのでは身が持たない。とにかく、精液が雁首に到達する前で、
射精を踏みとどまった。
 健二の腰に絡んだ小夜子の足から力が抜けると、肉棒を締めていた膣口の筋肉も
緩んだ。怒張の極にあった男根も、健二の深呼吸で、徐々に萎えてきた。
 「接して漏らさず」・・・せっかくオーストラリアまで来てくれた小夜子には、帰る時まで
たっぷり満喫してもらいたい。それにはスタミナの配分を図らないと・・・健二
はそう考えていた。


3、ブルーマウンテン国立公園

 「ここから、ブルーマウンテン国立公園の登りになります。標高は八百メートルほどで、
高い山ではないけれど、手付かずの自然が残っていますよ」
 健二の声が、気だるく耳に入ってくる。時計に目を移すと、シドニーのホテルを出てから
一時間が経っていた。
 はるか彼方の地平線に、へばりつくように連なる山の峰峰。ブルーマウンテンを
真正面に見据えて、延々と一直線に伸びる高速四号線を飛ばしてきた車が、よう
やく山道に差し掛かった。
 鬱蒼としたユーカリの茂みを縫うように、滑らかに舗装された道路が右に左に旋回して、
エンジンの唸りがブルルーッと体に響いてくる。
 小夜子は胸にあふれる幸せを噛み締めながら、車の揺れに身を任せていた。昨夜の
健二との交わりが、未だに余韻を引いて身体に燻っている。これから過ごす健二
との日毎、夜毎を思うと、股間の腫れぼったい疼きが、じわじわと血管を通って
身体の隅々に染み渡っていく。


 「ちょっとわき道に入るからね。余り人の来ないところで、素晴らしいところがあるんだよ」
 登り勾配が一段落して、平地になると、健二はそう言って街道を左にそれた。道幅は
二台の車がようやくすれ違えるだけの細い簡易舗装路で、両脇の灌木が覆い茂っ
ている。その奥を見通すことはできない。
 十分ほど走ると、今度は右に曲がった。そこは一斜線ぎりぎりの無舗装路で、普段は
車の通行があるようには見えない。案の定、道幅が段々と狭くなって、遂に行き
止まりになってしまった。そこには、引き返すためにやっとターンができるだけ
の、道幅がとってある。
 「さあ、降りてみよう」
 健二はそういうと、トランクからブランケットを出して小脇に抱え、ドアをロックした。
ほんの十数メートルも歩くと、突然前方がパッと開けた。足元は断崖絶壁、切り
立つ下を覗くと、思わず足がゾクゾクする。何百メートルあろうか。深い谷底に
は樹林が密生し、対岸の高台に続く。緑と緑の谷間から、真綿を引き伸ばしたよ
うな雲が湧き上がる。
 小夜子は、アメリカのグランドキャニオンを思い起こした。規模としては一歩譲るとし
ても、樹海に覆われた美しさは、比較すべくもない。
 「きれいねぇ、シドニーにこんなきれいな所があるなんて、想像していなかったわ」
小夜子は、健二の腕に縋りながら、すっかり気を奪われたようだ。
 「山も、谷も青い霞に覆われているでしょう。ユーカリの葉から立ち上る揮発分と、
水蒸気のせいなんですよ。それでブルーマウンテンという名が付いたんです」

 健二は断崖から少し離れた岩場の影の、下草の上に、ブランケットを広げた。
 「小夜子さん、ここに腰を下ろして休んだら・・」
小夜子は、言われるままに、健二と並んで腰を下ろした。
ピィーッ
 真っ赤な胴体に、青い翼と尾羽を太陽にきらめかせて、二羽の鳥が目の下を右か
ら左へ飛びすぎる。
 「あれはクリムスンっていう、オームの一種なんだ。とても仲が良くてねえ、いつも
番いが一緒なんだ」
健二はそういうと、小夜子の肩を引き寄せた。
 「神秘的ねえ、地球の始まりって、こんなだったんじゃないかしら。こうしていると、
健二さんと、私の二人しかこの世にいないみたい」
 「アダムとイヴも、こうしていたかも知れないよ」
健二は、小夜子の脇の下から腕をまわして、乳房を探る。
 ブラウスの上から押さえる指先に、乳首が固く勃起して答える。小夜子は、健二に
しなだれ掛かると、目をつぶって、唇を求める。健二は、その唇をやんわりと口
に含む。
左手でブラウスのボタンを外すと、ノーブラの乳房の白さが、目にしみる。
 ムッチリと、はだけたブラウスの前あわせからはみ出る乳房を手で覆うと、裾野から
頂上にヤワヤワと指を這わせる。小夜子の舌が、健二の舌を求めて、歯の間から
伸びてくる。健二は、口に溢れる唾を飲み下すと、小夜子の舌に自分の舌を絡め
た。
 スカートの裾から入った手が、パンティの上から恥骨をさする。恥骨から下腹へ、
内股からおサネに、また、恥骨へと指先が動いていく。
 健二は、パンティのゴムに指をかけて引いた。
 「こんな所で、恥ずかしいわ」
小夜子は身を固くした。
 健二は、パンティの脇から指を差し込んで、おサネをつまんだ。べっとりと濡れた
おサネを、ゆっくりと、尾根に沿って扱く。
 「ふう〜っ」
ため息と共に、小夜子の身体が緩んだ。
 健二は、小夜子をそっと押し倒した。仰向けになった小夜子は、顔を手で覆った。
健二は、スカートの下に手を突っ込むと、パンティを掴み、一気に引きおろした。
ゴムが、尻に引っかかると、小夜子は腰を浮かした。
 午後の太陽に照らされて、輝くように真っ白な内股の付け根を、ヘアーが恥ずかし
げに覆う。すでに白いものが混じる髪と異なり、さやさやと股間の膨らみを覆う
茂みは、黒く、艶やかだ。
 内股に手を当てると、小夜子は股を開く。花びらが、半開きになって、わらわらと
うごめく。指を伸ばして土手を開くと、つられて内側の花びらがパクリと開く。
割れ目の底を、粘液がヌラヌラと流れるのが見える。
 健二は、片手で小夜子の花びらを愛撫しながら、手早くズボンを脱いだ。小夜子
の肩に手を回して抱き起こすと、その背を岩場に持たせかけた。
 「小夜子さんの娘さん、若々しくて、とてもきれいだよ」
 「こんなおばあちゃんのを見ても、仕様がないでしょう。でも、健二さんに見られると、
とても興奮するわ」
 「僕のも見るかい?」
 健二は、小夜子の股間の愛撫を続けながら、小夜子の手にいきり立つ男根を握ら
せた。小夜子は、しげしげと手元からはみ出す男根を見つめていたが、身をかが
めると亀頭に頬を摺り寄せた。
 「可愛い、阿部定さんの気持ちが分かるわ」
そっと雁首を唇に挟むと、肉棒を根元に向かって扱いた。
 「ああっ、小夜子、気持ちいぃ」
思わず男根がうねった。
 「アダムとイヴもこんなことしたのかしら」
 雁首から唇を外すと、小夜子は指先で濡れた亀頭のくびれに沿って指を滑らせる。
肉棒はキリキリと力んで、先端の割れ目から粘液を漏らした。
 「あらっ、もう精液が出てきちゃったわ」
 「それは精液じゃないよ、滑りを良くするために出て来るんだ。先走り液っていうん
だよ、言い得て妙だね」
 健二は小夜子の腿を持ち上げると、その下に自分の腰を滑りこませた。腰の上に
なった小夜子の腿を引くと、割れ目がパックリと開いて、谷間に溢れた粘液がメ
ラメラと光る。小夜子の茂みと重なるように、健二の茂みが、折り重なる股の間
から見える。
そこからそそり立つ陰茎の先端で、濃厚なピンク色の亀頭が、ふらふらと首を振る。
 「私の割れ目って、随分と大きいのね。明るいところで見るのは初めてよ。あなた
の息子さんもお見事、いいお似合いだわ」
 健二は、亀頭の先を割れ目に嵌めると、谷間に沿ってヌルヌルと滑らせた。
 「僕と、小夜子の愛のお汁を、こうして混ぜると、いい気持ちだ」
 小夜子は、指先を男根の根元から陰嚢に伸ばして、ヘアーと一緒に、弄り回す。
 「素晴らしいわ、こんな大自然の中で、野生に戻って、すごい刺激よ。ああ、また
お汁が噴出しそう」
 「さあ、小夜子、もう嵌めるよ、うずうずして堪らない」
 「見せて、入れるところを、・・・健二さんのこの逞しいものが、私の中に入るところ
を見たいわ」
 健二は、既に粘液でトロトロにまみれた男根を指で支えると、亀頭の先端を膣口
に合わせた。
クックックッ
 男根に気を込めるだけで、反り返った陰茎は波を打って、亀頭の括れまで膣口
にもぐりこんだ。
 「ああぁっ、あなたっ、入る、入るっ、すごい迫力、いいっ、いいぃ〜っ、そのまま
根元まで入れてぇ、根元まで・・・」
 健二はやや腰を浮かすと、片足を抜いて、後ろ松葉にクロスさせた。自由度の
増した腰で、抜き差しを繰り返しながら、付け根が陰毛に隠れて見えなくなるま
で、押し込む。
 「うぅ〜ん、いいっ、凄くいいっ」
男根が、膣の中でバタバタと踊り狂う。
 小夜子は顎を突き出して仰け反ると、自らの乳房を握り締めて悶える。
クイックイッ、クイックイックイッ、
健二は男根を目一杯に押し込んだまま、恥骨でおサネをしゃくり上げた。
 「ああぁぁ〜、健二さん、あなた、もう蕩けそうよ、どうしましょう」
 「息子が、小夜子さんの娘と一緒に蕩けたいって、言っている」
 「私の娘も、健二さんの息子にすっかり参っているわ、二人を一緒に・・・、
ああいいっ、いいわ」
 健二は、亀頭の先端がプリプリっと当たるのを感じた。
 「小夜子、君の子宮がっ・・・」
 「健二さん、そこへ入れてお願い・・・」
健二は腰を立て直すと、鈴口で子宮口を探った。
  チョクチョクチョク
当たりを付けると、鈴口が窪みに収まる。
健二は、そのまま腰を送り込む。
 「ああぁっ健二さん、はまったわ、私、もう死にそう、あなたの可愛いペニスが、
あたしの子宮にはまった」
 亀頭の先端がむちゅむちゅと子宮に吸われ、疼きが一気に男根を走った。
 「イクよ、小夜子、もう駄目だ、君も一緒にっ、小夜子」
 「いって、いって、もう思い残すことないわ、このまま、このまま、いいわぁ〜」
 ユーカリの木漏れ日の中で、二組の足が交差したまま硬直した。健二は、小夜子
の腰を抱え込み、小夜子は交差をした健二の足を、両手で抱きしめた。
 二羽のクリムスンが、ピーッと鳴いて、左から右へと飛びすぎていく。

 続く