行き止まり
日向にも当たらず、真昼でも寂しく佇む場所。
一方通行の行き止まり。
都会にも田舎にも、どんな場所にも存在する目立たないスポット。
その場所を知る者はその先には何もない事を知っている。
誰もそこへ通ることはない。
あるのは乱雑に残された古びた落書きと、
日向に当たらず咲き誇る雑草とじめじめした空気。
しかし、時としてそこは隠れ場所として活用されたり、
蟻地獄のようなトラップにもなる。
「いや…、助けて…」
「馬鹿な女だぜ。知らずにここへ逃げ出すんだからよ…。
地元の人間ならこの先は行き止まりだと知ってるはずだぜ」
悲愴の表情で救いを求める女性、
これから何をしようかと不適な笑みを浮かべる男が前を塞ぐ。
彼女は、この先は行き止まりと知らずに逃げ込んでしまった。
前方にはプロレスラーのような体つきをした大男、
後方には冷たく聳え立つ壁が道を塞ぐ。
「お願いです、逃がしてくれたらこの事は黙っていますから…」
「あぁん?お前自分の立場を解ってるのか?
ここは何もない行き止まり場所、
人は来ないし、助けを呼んでも聞こえないぜ」
「あぁ…、誰か、助けて…」
心の底から漏らした悲痛の願いは、
虚しくも誰も聞いていやしなかった。
彼はゆっくりと彼女に近付き、力強い握力で頬を掴んできた。
今にも泣きそうな顔で引きつっている彼女。
「よくよく見れば、本当可愛い顔だよな」
「いや…、助けて…」
「たかが急に尻を触られたぐらいで逃げるこたぁねぇのによ。
しかもまんまと袋小路にあうなんて、馬鹿な女だよ」
彼はジリジリと彼女に近づく。
そして、獲物を捕える肉食動物のように彼女を羽交い締めにした。
「いやっ!離して…!」
「うっせぇ、大人しくしろ!」
両手首を掴み、か弱い抵抗を何ともせず、
強引に壁際まで押し倒す。
罪悪感という言葉も微塵も感じさせない程で、
彼女は必死に抵抗するが、
呆気なく力負けする結果となった。
両手首を片手で抑え込み、手透きになった右手は、
彼女のスカートの中へと侵入し始めた。
「やめて…、お願い」
「おいおい、ここまできてはいそうですか、
なんざなるわけないだろ?」
「いや、いやぁ…!」
脂ぎった右手は太股、恥骨辺りをまさぐり出し、
そのまま綿生地で作られた下着にまで到達する。
中指や人差し指でねちっこく触れ出し、
綿の上からグリグリと弄くり回し始めた。
「くぅっ!フッ、うぅん…!」
「なんだ?気持ちいいのか?
我慢しなくてもいいんだぜ」
「やめて…、お願い…」
必死の抵抗を試みるも、結果的に天と地の差。
どうあがいても彼女に希望の兆しはなかった。
「あっ!くぅ…っ!」
「おっ、ここが感じやすいのか?」
下着の隙間から指を入れ込み、膣部へと愛撫を始めた。
荒々しい扱いと共に、強引な愛撫に体が反応してしまう。
そのまま彼は彼女の下着に手を掴み、豪快にずり下ろす。
スカートの奥底に隠れた陰部が丸出しになり、
彼は彼女の下着を押さえ付けていた手首に縛り付ける。
恐怖のあまり抵抗する力も無くし、
されるがままに拘束されていく。
涙ながらに従順な態度を取るしかなく、
手首を縛られたまま、壁に押し倒され、
左足を豪快に開かされた。
その足は近くに備え付けられた配管の鉄パイプと一緒に、
彼が使用していた革のベルトできつく縛り付ける。
完全に股を開いた状態で立ち往生するしかなかった。
「お願い…、本当にやめて…」
「いい眺めだぜぇ、そのままじっとしてろよ」
彼は興奮する気持ちを抑えれずに、
履き古したリーバイスジーンズを降ろし、
今にも噛み付きかねないような、
凶暴性さえ感じる一物を晒し出した。
これには彼女も恐怖が極限に達し、
尿道口から黄色い液体を滝のように流し始めた。
「おいおい、犬の立ち小便の真似かよ。汚ねぇなぁ」
「いや…、いや…!お母さん…」
「まぁいいや、じっとしてろよ」
彼は飛び散る尿を何とも思わずに、
彼女の膣部にはち切れんばかりの肉棒を捻り込んでいった。
「あぐぁっ!!がぁっ…!」
呼吸困難になりそうな程に圧迫される太さ。
そして子宮奥まで到達しそうな長さに意識が遠退く。
そんな事はお構い無く、彼は彼女の片足を持ちながら
荒れ狂うまでのピストン運動を行う。
元が肉体労働者であるがためか、
その動きは優しさも微塵もない、獣の交尾だった。
口が開きっぱなしのまま、唾液も飲み込めずに垂れ落ち、
膣部からも尿滴、愛液がグチョグチョと掻き回される。
「あぅっ!かはぁっ!はっ、ハァッ、アェエッ!!」
「あー、たまんねぇなぁ…」
そこには愛のあるセックスの光景なんてものはない。
あるのは性処理の為の玩具と吐きだめの元凶の光景。
しまいには体の神経が麻痺を起こし始めたのか、
彼女の喘ぎ声は気違いそのものだった。
「おらおら、チンポが気持ちいいか?答えてみろよ?」
「あはぁ!ハァ、ハァ、チンポぉ…!!」
薄汚い壁に仕切られた地獄絵図は、いよいよ最終幕に到達する。
「よぉーし、中に出すからな。溢したりするなよぉ…」
「あぁはぁ、ハァ、ハァ、あひぃ!」
「うぅっ…!!!」
子宮内部に濃厚な白濁色の液体が注がれていく。
肉便器と化した彼女は、朦朧とした意識の中で、知らずの内に解放されていた。
ボロボロになった衣類と下半身から黄土色の液体が溢れ出した時、
自分が何をされたか、気付いた時には、
既に他の獣達の吐きだめ場所としての洗礼を受けていた。
これからは、非日常の生活を送る人生…。
行き止まり、それは自分の人生までも差し止める、
決して入ってはならないテリトリーなのかもしれない。